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あらゆる文章は形容詞から古くなっていく
三島由紀夫(作家)
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昨日…
こんなキャッチコピーを見つけました
職業柄、気になってしまうのでちょっと
解説してみたいと思います。
「車椅子クッション専門メーカーが開発した
お尻にやさしいクッション」
これ「クッション」という名詞に
めちゃめちゃ長い「車椅子クッション
専門メーカーが開発したお尻にやさしい」
って形容詞がついていますよね
この形容詞の長さを少しづつ
変えてみましょう!
A)クッション専門メーカーが開発した
お尻にやさしいクッション
B)車椅子メーカーが開発した
お尻にやさしいクッション
C)お尻にやさしいクッション
どうでしょう?
A→B→Cって順に形容詞減らしました
と同時に購買意欲も少しづつ
減ってく感じがしませんか?
そうなんです!
製品キャッチコピーは短くインパクト!
と思われがちなんですが、意味ある形容詞
ならあった方が意味が伝わっていいんです
ハイ!ここで「意味ある形容詞」
とはなんでしょーか?
それは
「具体的」
ってことです。
たとえばこのコピーには少なくとも
3つの具体的な形容詞が入ってます。
「車椅子」
「クッション専門メーカー」
「お尻にやさしい」
この3つの具体的な単語が
お客様頭の中でイメージを増長
させるんですね~
では他の例だと?
「とても気持ちいいクッション」
より
「抱き心地の良いクッション」
の方が、どういうとき気持ちよいのか
伝わりますよね?
さらに?
「すごくすごく早く走り去った」
より
「新幹線みたいな早さで走り去った」
と言う方がスピード感が伝わりますよね
形容詞は便利なんですが
あいまいな形容詞は
お客様にイメージさせる
には適していません
コピーで形容詞を使うときはより具体的に
ではまた!
今日も森羅万象に感謝して
よろしくどうぞ(^^;;